先月15日、テレビ東京の情報番組「ワールドビジネスサテライト」にて、電気自動車（EV）の特集が組まれました。「エコカーウォーズ18　進撃の電気自動車」というタイトルが付いた特集で、その後、同社ウェブサイトでも動画が公開されましたので、ご紹介いたします。

まず、特集の冒頭、次世代自動車振興センターが2014年8月2日（土）から11月24日全国の自動車学校にて行っている電気自動車の試乗会について触れられ、その後、日産のマーケティングマネージャーである平田さんのインタビューと、日産のワークプレイス・チャージング取り組みについて取り上げています。

これについては、今年4月に当コラムでも取り上げましたが、職場での充電設備設置を促す仕組みであり、特集によると、ワークプレイス・チャージングを導入する事により、21人が新たに電気自動車で通勤するようになったとのことです。

●GoGoEVコラム（2014年4月17日付）

-【充電スタンド】ワークプレス・チャージングの取り組み（カルソニックカンセイ）

また、今年日産は、e-NV200などバンタイプの電気自動車も発売する予定であり、このような商用タイプ電気自動車が事業用および通勤用として利用が拡大することも想定しているようです。そして、今年が「電気自動車が市民権を獲得する年」と見ているようです。

（※ワールドビジネスサテライト映像より抽出・著作権：テレビ東京）

この言葉、EVユーザーにとっては、心強いですね！

特集の最後で取り上げられているのが、トミーカイラＺＺという電気自動車を開発、販売する京都のベンチャー企業、グリーンロードモーターズ（GLM）です。昨年、GoGoEVでも小間社長のインタビューをさせて頂きましたが、遂に生産および納入が始まったようです。

●GoGoEVコラム

-【特集記事】グリーンロードモータース小間社長インタビュー（第1回）：GLMの始まりから京都へのこだわり、そしてコア技術（2013年7月16日付）

-【特集記事】グリーンロードモータース小間社長インタビュー（第2回）：ピュアスポーツEVとGLMのライバル（2013年7月17日付）

-【特集記事】グリーンロードモータース小間社長インタビュー（第3回）：GLMの戦略、そして今後の動向（2013年7月18日付）

（※ワールドビジネスサテライト映像より抽出・著作権：テレビ東京）

一回の充電による航続距離は120km、価格は800万円と高価ですが、既に予定台数の99台全てに予約が入っているようです。ただ、今のところ生産を職人による手作りで行っており、生産台数が月数台に留まっているとのこと。今後、量産システムを整え、月30台の生産を目指すそうです。

また、小間社長によると、今は、インフラ、自動車コストの面から黎明期にあり、ベンチャーが台頭する事で活性化する市場になると想定しているようで、今後のGLMの取り組みも期待が膨らみます。

10分弱の動画ですので、もしよろしければ、以下のURLからアクセスし、ご覧ください。

●参考ウェブサイト：

-エコカーウォーズ18　進撃の電気自動車（テレビ東京）

-全国自動車教習所での充電インフラ、EV・PHV体験会（次世代自動車振興センター）

-グリーンロードモータース