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2014年9月30日
今月9日、日産自動車(以下、日産)と佐川急便株式会社(以下、佐川急便)は、今年の夏に、およそ2カ月間にわたって100%電気トラック「e-NT400テストトラック」の実証試験を実施したと発表しました。
「e-NT400テストトラック」は、日産自動車の小型トラック「アトラス」をベースに、「リーフ」のモーターやバッテリーを活用したシステムとなっており、将来の量産化を見越した開発が進められています。
▲100%電気トラック「e-NT400テストトラック」(出典:日産自動車)
以前、当コラムにおいて、同テストトラックを用いた富山市での実証試験についてお知らせしましたが、トラックにおいては、実証実験によってデータを蓄積し、走行性能や充電の運用性などを検証するといった、乗用車とは異なる切り口で開発に取り組んでいるようです。
●GoGoEV関連コラム
-【EV】100%電気トラック「e-NT400テストトラック」の実証運行を 開始(日産自動車)(2014.04.25付)
-【EV】EV初の商用車「e-NV200」発売決定(日産自動車)(2014.06.24付)
今回プレス発表された「e-NT400テストトラック」は、航続可能距離がJC08モードで約62kmと、リーフの228kmに比べると短くなっていますが、現段階でもトラックを電動化するメリットとして、以下のような場合が考えられます。
1.排ガスを出さないため、エンジン車乗り入れ制限エリアでも走行可
2.低騒音のため、深夜の時間帯でも運行しやすい
3.スムーズな加速と乗り心地のため、ドライバーに優しい
このような新しい可能性をもつ電気トラックが、これまでの流通に大きな変化を与える可能性があるかもしれません。
また、佐川急便はインターネットで注文した商品を、エリア内で配送する「ネットスーパー配送サービス」というものを運用しており、短い航続距離という課題も、配送をエリア内に限定し、さらに決まった時間に充電を行うというEVの商用車利用と組み合わせると、回避できるかも知れません。
▲ネットスーパーの配送サービス(イメージ図)(出典:佐川急便)
とは言え、今後、様々な実証試験を通じて得られたデータなどにより、EVトラックが早く一般的に用いられるようになると良いですね。
●参考ウェブサイト
2024年11月18日 【結果報告】環境問題への対策のための実証実験【昼充電へのシフトによる環境貢献】New |
2024年11月5日 環境問題への対策のための実証実験が終了しました【ご協力への感謝と参加特典のご案内】 |
2024年10月17日 パワーエックス 月額プラン「PowerX First」の提供開始を発表!業界最安級の従量課金制でEV充電のファーストクラスを実現 |
2024年10月1日 idemitsuでんきの【3つのおトク】!新規入会で電気料金が割引になるキャンペーンも実施中!【11月30日まで】 |
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