以前、当コラムにおいて、2014年10月よりマイクロモビリティ実証実験「Ha:moプロジェクト」がフランスのグルノーブル市で開始されることになることをご紹介致しましたが、本プロジェクトが正式に3年間の計画で行われる事が発表されました。今月1日より開始されます。

●関連コラム

-【EV】グルノーブルで公共交通機関と連携した小型EVのカーシェアリングサービスの実証試験開始（トヨタ自動車）(2014.07.16)

▲式典の様子（出典：トヨタ自動車ウェブサイト）

本プロジェクトではトヨタ自動車が、運用に必要なシェアリングシステムと超小型EVのi-ROADとCOMSを35台ずつ提供します。サービスの具体的な内容は、近距離のワンウェイ利用(乗り捨て)を想定しており、利用者はあるステーションで車両を借り、他のステーションに返却することができます。

料金は初乗り15分まで3ユーロ、次の15分は2ユーロ、それ以降は15分毎に1ユーロとなっています。また同地域での公共交通機関の定期券所有者には割引が適用し、利用者拡大を目指しています。

現在、カーシェアリングステーションは27箇所設置され、それらの場所に合計120基の充電器が設置されています。

超小型モビリティによるカーシェアリングサービスは、日本では、横浜市、豊田市、さいたま市などで行われていますが、海外でも開始されました。今回のグノーブルでの取り組みでは、価格もあまり高く無く、自転車のように超小型モビリティをレンタルできそうですね。このようなEVが増加し、将来のEVの本格的な普及につながることを期待したいと思います。

●参考ウェブサイト

-トヨタ自動車ニュースリリース(2014年9月12日付)