日産自動車のEV「リーフ」を所有されていらっしゃる方はご存じと思いますが、このたび、10月1日より、「日産ゼロ・エミッションサポートプログラム」（以下、ZESP）のサービスが改訂されました。

ZESPとは、リーフを新車で購入されたオーナー向けのサポートプログラムであり、主に以下５点のサービスが受けられました。

　（１）日産販売店での急速充電、普通充電サービス

　（２）5年間分のメンテナンス点検等

　（３）オペレーターによるナビ目的地設定

　（４）24時間365日レッカーサービス

　（５）日産レンタカーでの割引

改訂された内容は、これまでの上記５点のサービスを”ライトプラン”とし、新たに、”スタンダードプラン”が設定されています。新プラン”スタンダードプラン”は、これまでの”ライトプラン”にて対応されていた急速充電設備に加え、新たに、高速道路のSA/PA、コンビニエンスストア、道の駅等の、日産が指定する全国の急速充電施設 約4,100基で充電を無制限に利用出来ます。なお、料金は月会費3,000円（税抜）となっています。

▲サポートプログラムの概要

また、今月から来年3月まで、より多くのリーフユーザーが”スタンダードプラン”の利便性を体感できるよう、最大6ヵ月分の月会費が半額以下となるキャンペーンを実施するとのことです。ですので、今スタンダードプランに加入しても来年3月迄の月会費は、従来と同額の1,429円（税抜）となります。

このプラン改定の背景は、当コラムでも取り上げた自動車メーカー4社（トヨタ自動車株式会社、日産自動車株式会社、本田技研工業株式会社、三菱自動車工業株式会社）が設立した日本充電サービスによるサービスとも関連していると思われます。

今後、他社の充電サービスでも、似たようなプランが出てくるかも知れませんね。

●関連コラム

-【EVインフラ】自動車４社、充電インフラ整備会社でのサービスを開始(2014年6月12日付)

●参考ウェブサイト

-日産自動車ニュースリリース(2014年10月1日付)