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2014年11月21日
米国のウェブサイトHybridCars.comがまとめた、2014年9月時点の世界各国の電気自動車(EV)・プラグインハイブリット自動車(PHEV)の販売台数データについてご紹介します。
2014年9月時点で、EV・PHEVの販売実績は600,000台を突破しました。内訳は、EVが 356,232台、PHEVが247,700です。販売台数は、販売台数上位10ヵ国(アメリカ、日本、中国、オランダ、フランス、ノルウェー、ドイツ、イギリス、カナダ、スウェーデン)についてデータが収集されています。
注目すべきは販売台数であり、約20%がここ4ヶ月で伸びていると報告されています。これは、各大手自動車メーカがEV・PHEVを市場投入しているためだと考えられます。
同ウェブサイト調べによると、世界のEV・PHEV販売台数の推移は、2011年12月;100,000台、2012年12月;180,000台、2014年1月;405,000台、2014年5月;500,000台、2014年9月;603,932台です。下グラフより、ここ最近の伸びが著しいことが確認できますが、同ウェブサイトは今年12月中にも700,000台を突破し、2015年9月には100万台を越えると予想しています。
さらに、世界で販売台数上位を占めている国はそれぞれ性質が異なります。例えば、アメリカのEV・PHEVの新車販売台数シェアは、0.71%、中国は0.22%と小さいですが、市場の大きさ故に販売台数は多くなります。一方で、オランダ、ノルウェーは販売台数は多くないですが、新車販売台数のシェアは、オランダで4.02%、ノルウェーで15%と高い数値となっています。実際に、これらの2ヵ国は、税制優遇、インフラ整備、燃料補助などを通して、EV・PHEVを積極に導入しています。
将来、例えばアメリカのような市場の大きな国で、ノルウェーにおけるEV・PHEVの販売率15%程度が記録されれば、EV・PHEVの普及は世界的に加速するでしょう。アメリカでは今年1月〜9月までに44,000台のEV・PHEVを販売していますが、仮に15%となると、185万台が販売されることになります。
もちろん、各国によって資源制約や地理的状況、経済構造が異なるため、一概にノルウェーと米国を比較するべきではないでしょうが、今後、各国のEV・PHEV普及への取り組みに期待したいと思います。
●参考
(コラム執筆:Toyasu)
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