インドの自動車、農機メーカ「マヒンドラ・マヒンドラ」 の自動車・農機部門トップPawan Goenka氏は今月5日、同社の子会社であるマヒンドラREVA社の電気自動車をノルウェー、イギリス、フランスなどに輸出する計画があると発表しました。

同社は1994年にインドのバンガロールで設立されたベンチャー企業で、同国の自動車大手、マヒンドラ・マヒンドラ社に2010年に買収されていました。その後、2013年、同社の新型電気自動車e2oの発売が開始されています。

▲マヒンドラREVA h2o（出典：マヒンドラマヒンドラWEBサイト）

しかしながら、2014年の1-8月におけるe2oの販売台数はおよそ250台にとどまっており、今後、同社は政府に対して補助金の導入を促す考えも示しています。これは、e2oの航続距離が、カタログベースで120kmであることに加え、最高速度が80kmに留まっていることにも起因するようです。また、充電時間は220V/15Aで5時間10分となっています。

Goenka氏は、月に100台程度の電気自動車販売が行われれば、新たな開発のための投資を行う用意があると述べており、今後、充電スタンドの普及や補助金により、最初の導入が進むことが前提のようです。

米国TESLA社や中国BYD社などの新興電気自動車メーカーだけではなく、REVA社のような老舗のメーカーにも頑張って欲しいですね。

●参考ウェブサイト：

-マヒンドラREVAウェブサイト

-M&M seeks sops for electric vehicles（カルカッタ テレグラフ社12/5報道）

-Wikipedia（マヒンドラREVA）