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2015年7月1日
米国の自動車ディーラー協会であるNational Automobile Dealers Association(以下、NADA)は中古車の平均価格情報などを提供する「NADA中古車ガイド」と呼ばれる出版物を1933年以来発行しています。このガイドブックでは非常に多くの自動車の卸売、小売の価格が分析されています。
そのNADA中古車ガイドにおいて、電気自動車(EV)/プラグインハイブリッド車(PHEV)のみの2015年3-5月現在、平均中古車価格と、新車価格(MSRP:Manufactured Suggested Retail Price)を比較したデータが公表されていましたのでご紹介致します。
まず、1年経過後の自動車価格データになります。「Average Trade-In」が中古車価格、TE-MSRPが代表新車価格(Typically Equipped MSRP)と考えて下さい。Retentionは、その比率です。
1年経過後の中古車の場合、Retentionが最も高いテスラモーターズのModel Sの価格は新車の83%、一方、最も低いi-Mievは35%となりました。また、PHEVの方がEVに比べて比較的値段の下げが小さいことがわかります。
▲新車販売1年後の価格と新車価格の比較(出典:NADA used car guide)
同様に、2年経過後の中古車価格と新車価格との比較を示します。1年経過車に比べて車種が随分少なくなることがわかりますが、これは、2014年頃からEV/PHEVの種類が増加したためです。また、価格についても1年経過車と比べて、あまり大きく変わりません。
▲新車販売2年後の価格と新車価格の比較(出典:NADA used car guide)
新車販売後3年経つと随分価格が低くなっています。LEAFについては1万ドルを切り、i-MIEVも6000ドル代と、先週ご紹介した日本での価格とも同程度となっていることがわかります。
▲新車販売3年後の価格と新車価格の比較(出典:NADA used car guide)
新車を購入する際、中古車価格はその自動車の数年後の価値を決める重要な指標となりますが、このように明瞭に示されているとわかりやすいですね。どの車種が価格の下落が早く、どの車種がそうではないのかもはっきりします。
また、PHEVに対してEVは、思った以上に価格下落が早いと言えるかも知れません。つまり、エントリーユーザーにとっては、手が届き易いところにあると言えるでしょう。中古車市場の活性化を皮切りに、ますますEV/PHEVの普及が加速することを期待したいところです。
●参考ウェブサイト:
-NADA used car guide perspective(Electric Vehicle Retention Report Card)(2015年4月版)
-NADA
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