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2016年2月1日

【EV観光】超小型EVで巡る本部半島「Ha:moちゅらまーい」プロジェクト

日本各地で超小型EVを使った実証プロジェクトが行われています。それらは、東京や横浜などの大都市部、豊田市など大都市近郊、鳥取市や姫島村、宮古島のような離島や比較的人口の少ない地域において、使い方の可能性を探る目的のものが多かったように思います。例えば、客先周り用として、観光用として、買い物用としてなど、ユーザーに訴求する目的が幾つかあったようにも思えました。


○GoGoEV関連ウェブサイト:

-【EVカーシェア】豊田市Ha:moプロジェクトにi-ROAD 投入(トヨタ)(2014年3月28日付)


それに対し、今年1月よりトヨタが沖縄県本部半島で行わられている超小型EVによる「Ha:moちゅらまーい」プロジェクトは観光に特化したパーソナルモビリティのカーシェアリングの実証試験で、特徴的なのはホテルを中心に30台の超小型EVを導入するところ、そしておすすめ観光案内を行うタブレットナビを搭載することです。本日はこのプロジェクトについて取り上げたいと思います。


まず思うのは「ちゅらまーい」というこのプロジェクトのタイトルですが、これは沖縄弁の「ちゅら」+「まーい」の造語で、直訳すると美しくまわるという意味だそうです。「ちゅら」というと、有名な美ら海水族館を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、まさにそれと同じく、”美しい”モビリティとの意味合いも込められているようです。


というのも、実施されているのは沖縄県の本部半島といって、この図の示すところです。


▲「Ha:moちゅらまーい」プロジェクトが行われる本部半島の位置


ここは沖縄県の中でも有名な観光地域で、上述の美ら海水族館や今帰仁城跡、古宇利(こうり)島などの観光資源がある一方、宿泊は近隣の恩納村周辺に対して低調なことが課題となっていました。そこで、環境との調和性も高いEVを用い、周辺を廻りながらおこなう観光として今回のプロジェクトが計画されました。


なかでも見どころは、フクギ並木の集落の小道や、風を切って走る古宇利大橋・瀬底大橋など、小型EVでしか行けない場所とのこと。この画像のような、沖縄らしい風景の中を走る観光を楽しめそうです。


▲小型EVによる観光イメージ(出典:トヨタプレスリリースウェブサイト)


車両はトヨタ車体の「P・COM」で一人乗り、最高速度は60km/hです。また、下の画像のようなおススメルート案内を、車両に取り付けられたタブレット端末を通して行います。アプリでは2時間散策コースや4時間散策コースなどの選択ができるようです。


▲おススメルート案内イメージ


利用の場合には一般社団法人本部町観光協会のちゅらまーい Ha:moウェブサイトからお申し込みください。今のところ2時間ルート4つ、4時間ルート4つの計8つのおススメルートが設定されており、2時間ルートが3240円(税込)、4時間ルートが5400円税込となっています。また今後、JTBなどからHa:moちゅらまーいを組み込んだ旅行プランなども提案される見込みだとのことです。


沖縄に行かれる方はこれまでとは少し違った、超小型EVによる散策を旅行の中に組み込んでみてはいかがでしょうか。


●参考ウェブサイト:

-ちゅらまーい Ha:mo申し込みサイト(一般社団法人 本部町観光協会)

-トヨタ、沖縄県本部半島で「Ha:mo」を活用したパーソナルモビリティ・シェアリングサービスの実証実験を実施(2015年10月26日付トヨタプレスリリース)

-超小型EVで巡る本部半島 ちゅらまーい(ホテルマハイナ ウェルネスリゾートオキナワ)

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