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2016年2月8日
2013年1月17日にMINICAB MiEVトラックが発売された際、筆者は密かに思いました。これは売れるんではないかと!特にガソリンスタンドで給油するのが難しい場所で農業を営んでいる方等にとっては家で充電できるし、作業で使う動力は自宅で給電できるなんて便利なんじゃないかと。
心の底から本当にそのように思ってました。
さて、発売から3年が経過。2014年、2015年の累計販売台数を見てみました。
▲軽自動車販売台数(引用元:一般社団法人 全国軽自動車協会連合会データ)
これは果たして、どういうことでしょうか。さてはスペックにそんなに違いがあるのか。調べてみました。今回は軽トラで五年連続販売台数1位の「ダイハツ・ハイゼットトラックAT」で一番安価なモデルとで比較してみました。
▲三菱MINICAB MiEVトラックとダイハツHIJETトラックATとの比較
仕様は多少異なる点はありますが、軽トラにおいて重要と考えられる荷台の寸法や積載可能量は同等。トルクに関してはやはりEVが圧倒的で、悪路からの脱出性はEVの方が良いのかなと想像します。しかし、航続距離はガソリン車がEVの7倍。ここは圧倒的に違います。
また、イニシャルコストは2倍の差。さらに航続距離に大きな違いがあると、やはり不便さがあるのでしょう。これくらいの差があると、幾ら運用コストが安いとはいえ、面倒さが上回る可能性はありそうです。また110kmという航続距離も道路状況や積載状況が変わり、作業や市場への往復などでもギリギリと言った問題があるかもしれません。
というか農家さんって軽トラ買うときどうやって調べてるんだろう。という事で、とりあえず筆者の祖母に聞いてみました。祖母は九州で兼業農家をやっています。
筆者:「前に軽トラ買ったときどうやって決めたの?」
祖母:「ずっと前から内はsuzukiだから・・・」 何とも言い難い回答。
筆者:「軽トラでも電気自動車ってあるんだけど知ってる?」
祖母:「なんねそれ」 もしかして認知度自体が低い?
今日のコラムではシェアトップのダイハツさんとMINICAB-MiEVトラックを比較してみました。実際の販売台数には軽トラ界のブランドバリューと信頼が重なっており、EVだから売れてないと一括りにすることはできません。しかし、少なくとも性能面では購入するインセンティブがよく見えないことは一因かなと想像します。
とは言え、既にEV軽トラならではの用途を見つけ活用されていらっしゃる方も多いのではないのでしょうか。今後、台数が増えるとより成功事例も増えるかもしれません。また、皆様の中で面白い事例やご意見などもあれば教えて頂ければ幸いです!
EVの軽トラについて深堀りでき次第、再度コラムを執筆したいと思います!
●参考ウェブサイト:
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2024年11月5日 環境問題への対策のための実証実験が終了しました【ご協力への感謝と参加特典のご案内】 |
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