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2016年4月4日
2016年4月1日(現地時間3月31日)、米国電気自動車(EV)ベンチャーのテスラモーターズが、普及向けモデルと位置付ける「モデル3」を発表しました。期待通りスタイリッシュなボディ、納得できる航続距離とそれに見合った価格設定など、興味を持った方も多いのではないでしょうか?
そこで本日のコラムでは、これまでの同社の開発の歩みを振り返りながら、最新車種であるモデル3についてもご紹介したいと思います。
テスラモーターズが初めて開発し販売した車は、ロードスターでした。ロードスターは日本円で1000万円を超えるなど高価で、かつ少量生産でした。同社だけではなくEV業界においてロードスターが果たした役割はに大きく、EVの可能性を様々な面で示してくれました。
特に、蓄電容量が53kWhと当時の常識レベルである10-25kWhを大きく上回り、また加速性能や航続距離などでも高いパフォーマンスを示しました。さらに、ボディをイギリスのロータス社から調達し、テスラ社はパワートレインなどEVとして重要なところに開発資源を注力できたことも大きかったように思います。
結果的にはこの車が、高所得者層を中心にユーザーの心を惹きつけ、その後のテスラのイメージに大きな影響を与えたのではないでしょうか。
モデルSは2009年3月に発表され、その後米国では2012年6月より納入が開始しました。丁度その頃、筆者が米国でモデルSが停まっているのを見かけることがあったのですが、いろいろな方が写真を撮っているような状況だったことをよく覚えています。
その後、日本では2014年9月より納入が開始され、納車式ではテスラモーターズCEOのイーロンマスクも来られました。
モデルSは同社初の量産車で、「史上最速の4ドア車」などとも評価されています。2013年にはAutomobile of the yearなどの賞を獲得、日本でも2015-2016には日本カー・オブ・ザ・イヤーのイノベーション部門賞を受賞しました。そして何よりも特徴的なのは17インチの大画面タッチスクリーンで、これであらゆる室内制御を行うことには驚かれた方も多かったと思います。
モデルSの構造をSUVに適用した、世界初の電動SUVです。後ろドアがファルコンウィングというタイプで上下に開くことが特徴です。米国では昨年9月より納車が始まりました。
さらに、モデルSは5人(+子供2人)乗りでしたが、モデルXは3列シート7人乗りを基本としており、使い勝手が広がります。航続距離は400kmの70D、470kmの90D、90Dのモーター性能などをアップしたP90D(航続距離450km)の3車種が用意され、価格は13万2000ドルからになっています。日本でも早く納車が開始して欲しいですね。
モデル3は同社の理念、すなわち、二酸化炭素を減らす輸送手段を提供することを体現する自動車で、広い普及を目指す自動車です。そして、それを実現するために、同社は大量生産に踏み切ります。そのための資金はモデルSとXの開発から得られたキャッシュにより賄われたようです。
モデル3の価格は、米国では35000ドルを目指し、性能はモデルS、モデルXの70Dモデルと遜色の無いところを狙っています。例えば、加速性は6 秒以内で100km/h、航続距離は345km以上です。また、見た目はスタイリッシュで、これまで同様のテスラの格好良さを彷彿させます。
テスラモーターズのこれまでの車の半額近い価格帯で発売される見込みであり、本当に広く普及することが期待できます。なお、3月31日に行われた発表会の様子を以下のYoutube映像でご覧になれます。
なお、販売初日で100万を超えるユーザーから予約があったということ、このモデル3が世界中に発売され、EVがより身近になることを期待したいですね。
●参考ウェブサイト:
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2024年11月5日 環境問題への対策のための実証実験が終了しました【ご協力への感謝と参加特典のご案内】 |
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