GoGoEVからのお知らせや、アンケートの結果、充電スタンド関連企業のプレスリリースを掲載しています。
2016年10月13日
EVが本格的に販売され始めた2011年頃からはや5年経ちました。本日のコラムでは2015年までに各都道府県でどのくらいEV・PHEVが購入され、保有されているのか!!という情報を調査し、ランキングにしましたのでご紹介します。
EV・PHEVの保有台数は一般社団法人次世代自動車振興センター様がまとめている「CEV補助金交付台数」を基に作成いたしました。絶対値で見ると大都市が多いのは当たり前なので、今回は1万人当たりのEV・PHEVの保有台数を指標としてランキングを作成しました。
(※なお、CEV補助金交付台数は補助金が交付された台数であり、実際に普及するEV/PHEVの台数ではありませんが、近似値として記事を作成しております。)
EVに関しては1万人当たりの保有台数のトップ5は佐賀県(9.69台)、岐阜県(9.56台)、福島県(9.03台)、大分県(8.97台)、山口県(8.30台)、ワースト5は北海道(1.72台)、愛媛県(2.58台)、青森県(2.80台)、大阪府(2.89台)、東京都(3.43台)となりました。トップの佐賀県は台数の絶対数では多くはないですが、人口比でみるとトップになりました。トップ5を見てみると比較的暖かい都市が多いような気がしますね。一方でワースト5を見てみると北海道、青森県と寒い地域がランクインしています。これはやはり寒いとEVの航続距離が縮んでしまうことが関係しているかもしれませんね。また以前ご紹介した「充電スタンド密度」?!ランキングを見てみると北海道は面積比で最も急速・普通充電器が少ない県になっています。青森県も急速充電器はワースト4、普通充電器はワースト9です。充電器が少ないのも原因の一つかもしれませんが、主な原因は寒さかもしれないですね。東京、大阪はそもそも1万人当たりの自動車保有台数が少ないことを考慮しなければいけません。
こちらがEVの1万人当たりの保有台数ランキングです。
続いてPHEVですが、トップ5は愛知県(5.46台)、福井県(5.27台)、富山県(5.02台)、岐阜県(5.00台)、山梨県(4.84台)となりました。ワースト5は沖縄県(1.65台)、宮崎県(1.93台)、大阪府(1.94台)、鹿児島県(2.37台)、愛媛県(2.42台)となりました。トップはトヨタのお膝元の愛知県となりました。プリウスPHVが主に買われているのでしょうか。ワーストを見てみると比較的暖かい地方が多いように感じますがなぜでしょうか。個人的に九州出身ということもあり、一軒家の多い九州では普段は自宅で充電して、遠出をする時にはガソリンを使うというスタイルは受け入られると感じていましたが、意外に少ないんですね。また愛媛県はEV、PHEV共にワースト5となっています。東京は1万人当たりの自動車保有台数ダントツの最下位にもかかわらず、29位(3.47台)と健闘しています。
こちらがPHEVの1万人当たりの保有台数ランキングです。
最後にそもそも各都道府県別に1万人当たり乗用車を何台持っているか知っておく必要があるので、調べました。データは一般社団法人 自動車検査登録情報協会様の纏めているものを使っています。2016年6月末時点のデータです。東京都、大阪府、神奈川県、京都府などの大都市は絶対数としては大きいのですが、1万人当たりで比較すると少なくなっています。
■1万人当たりの乗用車保有台数 都道府県別ランキング次回は各都道府県の充電スタンド密度と1万人当たりのEV・PHEVの関係性を更に深堀して考えていきたいと思います。
▼参考情報
一般社団法人次世代自動車振興センター(執筆:s_kuroda)
2024年11月18日 【結果報告】環境問題への対策のための実証実験【昼充電へのシフトによる環境貢献】New |
2024年11月5日 環境問題への対策のための実証実験が終了しました【ご協力への感謝と参加特典のご案内】 |
2024年10月17日 パワーエックス 月額プラン「PowerX First」の提供開始を発表!業界最安級の従量課金制でEV充電のファーストクラスを実現 |
2024年10月1日 idemitsuでんきの【3つのおトク】!新規入会で電気料金が割引になるキャンペーンも実施中!【11月30日まで】 |
コメントをするにはログインまたはユーザー登録が必要です