GoGoEVからのお知らせや、アンケートの結果、充電スタンド関連企業のプレスリリースを掲載しています。
2017年1月24日
突然ですが、電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド車(PHEV)保有者における充電認証カードの契約率をご存知でしょうか?
経済産業省の報告書によると、日本国内で走っているおよそ14万台のEV・PHEVのうち、そのおよそ30%程度の方のみがカードを契約しているそうです。
GoGoEVをいつもご利用下さっている皆様の中にはもしかすると、「そんなに少ないのか」とお思いになられる方もいらっしゃるかも知れません。つまり、およそ7割の10万台のEV/PHEVユーザーは、自宅や職場等、無料開放の充電スタンド、ゲスト利用、のいずれかを利用しているという事になります。
(※EV・PHEV台数にはレンタカーや中古車なども一定数含まれ、それらのほとんどは充電認証カードを契約していない事から、それらの考慮は必要。)
先日のGoGoEVコラムでも掲載させて頂きましたが、充電認証サービスは自動車メーカーが提供するものと、それ以外の独立系ベンダーが提供する2種類があります。このうち、自動車メーカーが提供するものは、当然ながらその自動車メーカーの車種を保有する事が契約の条件になるため、実際にEV・PHEVを保有しても選択できるサービス種類は限られる事になります。
○GoGoEV関連コラム:
-【充電サービス】2017年 電気自動車充電認証サービスまとめ(2017年1月18日付)
-【充電認証サービス】Fabsco社による新・充電認証サービス「ene-shop」が開始(2016年5月22日付)
また、「急速充電器のみ充電可能なカード」、「普通充電器のみ充電可能なカード」、「急速・普通充電器のいずれも充電可能なカード」などがあり、それらに応じて充電料金も複雑となるため、自分自身の用途に基づいてどの契約をすれば良いのか迷ってしまう場合もあるのではないかと思います。そして、気付けば契約しないままという事もあるのではないでしょうか。
充電カードを契約せず日本充電サービス(NCS)の充電器を使う場合、ビジター料金での利用となりますが、急速充電器の中心価格帯は50円/分(税抜き)、普通充電器の中心価格帯は8円/分(税抜き)となっています。また、充電カードを持たずとも充電可能なエネゲートにおいても、急速充電器30分利用での料金は500円~1000円(税抜き)もしくは1分50円(税抜き)程度です。
一方、昨年より急速充電器を設置し充電サービスを開始しているファブスコ株式会社では、このような状況を踏まえた上で、ビジター料金とこれまでの充電認証カードとの間にある新たなサービスを今春(2017年春)から提供すると発表し、先日、日本経済新聞にも取り上げられました。
ファブスコの会員サービスの料金体系は年会費+都度料金となっており、気になるお値段は、年会費は4,800円(税抜き)、都度料金は20円/分(税抜き)となっています。年会費登録をしない場合は都度料金が30円/分(税抜き)であることを考慮すると、年間16回以上(1回30分)ファブスコの充電器を使うのであれば、年会費登録を行った方が得となることになります。
▲ファブスコ会員サービス料金体系(出典:ファブスコWEBサイト)
また、年間16回となると「そんなに使うかなー」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、月平均にすると1.4回ですので、EV/PHEVによる長距離移動を2ヶ月に1度程度行うだけであってもその程度の充電回数になると予想され、意外に使うシーンが考えられます。
同社のウェブサイト上でも「外出先での電気自動車の充電が月1~4回と、充電頻度が少ないEVユーザーにおススメな料金設定!」とアピールしていますが、まさに、月額数千円の充電カードを契約するのを躊躇していたEV・PHEVユーザー様には丁度良いプランと言えそうです。
なお、同社の会員登録によって利用できる充電スタンドは2017年1月現在、西日本の道の駅など移動における中継場所に多く設置されており、それらが行動範囲にある方にはとても利便性が高いと予想されます。また、ファブスコ社は当面1,000スタンドとの提携を目標としており、益々同社の提携スタンドが増えることで今後、NCSに劣らない利便性の会員サービスが提供されることが期待されます。
今春の会員サービス詳細の発表を楽しみに待ちたいと思います。
●参考ウェブサイト:
-ファブスコ、会員向けにEV充電 年会費4800円、まず1千基 (2017/1/16付 日本経済新聞朝刊)
2017/1/29 18:53
年会費はいいかもしれませんが、もうすこし事業者(ホテルや飲食店の店舗経営者)が自由に価格を決められて、かつ、状況によって「無料充電」もその店舗内範疇でできるような制度が必要。
ようするに、店舗側より充電料は充電メーカ側に対して支払われ、客は一連のサービスや利益努力より恩恵があるような、仕組みがほしい。
ホテル等で、サービスでビールとか配っているのだから(そんなのいらないから)2時間でも無料で充電させて欲しい・・・というのがぶっちゃける所ではないですかね?
自動車会社中心でいくと、経費全てが運営費に乗っかかっていて、それすら許せない世界ができあがっているように思われます。このあたりが「腫瘍」ではないでしょうか。
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