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2017年9月19日
日産自動車が100%電気自動車の新型「日産リーフ」をフルモデルチェンジしました。今後、日本では10月2日より発売が開始され、その後米国、カナダ、欧州では来年1月よりデリバリーされる予定となっています。新型「日産リーフ」が世界中を席巻すること日も近いかも知れません。
ところで、現在世界で人気の電気自動車/プラグインハイブリッド自動車(EV/PHEV)はどの車なのでしょうか?本日は、EV Salesを参考に、世界で人気のEV/PHEVについて見ていきたいと思います。
●GoGoEV関連コラム:
-【EV・PHEV】2016年アメリカEV・PHEV販売台数!
まず、2017年1月〜6月までに世界で販売された電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド車(PHEV)ですが、最も売れた車は2017年2月15日に発売された「トヨタ プリウス PHEV」、続いて「日産リーフ」と日本勢となりました。それらに続き、テスラ「モデルS」、「モデルX」と話題のEVが続きます。
▲2017年2月15日に販売が開始されたトヨタ自動車・新型プリウス PHV(出典:トヨタ自動車ウェブサイト)
トヨタから2017年2月15日に販売されたPHVです。バッテリー容量は、8.8kWhでEVモードのみでの航続距離は、68.2kmにも及んでいます。また、価格は、326万円から設定されています。
<公式ウェブサイト:プリウスPHV>
▲日産リーフ(旧型)
2010年12月に販売が開始され、世界販売台数40万台を超える世界で最も売れている電気自動車です。当初、電池容量は24kWh(約280万円〜)モデル1車種でしたが、2015年12月にバッテリー容量を増加させた30kWh(約320万〜)モデルも追加されました。さらに、今年10月に発売される新型日産リーフはバッテリー容量が40kWhまで増加することから、さらに人気が高まるかも知れませんね。
<公式ウェブサイト:リーフ>
▲テスラモデルS
テスラが初めて量産化をした電気自動車で、米国では2012年6月より納入が開始、その後日本でも2014年9月より納入が開始されています。根強い人気を誇っていることがわかります。モデルSに搭載されるバッテリーは、60~100kWhまで存在し、航続距離は米国EPAモードで400km-630kmのラインナップがあり、価格は860万円からとなっています。
<公式ウェブサイト:モデルS>
▲モデルX(出典:テスラウェブサイト)
モデルXは米国では2016年9月より納車が始まり、日本でも2017年1月から納車が始まった車です。モデルSの構造をSUVに適用し、世界初の100%電気SUVとなりました。後部ドアがファルコンウィングというタイプで上下に開くことも特徴となっています。航続距離は米国EPAモードで約417kmの75kWhモデルから、同565kmの100kWhのモデルまでがラインナップされ、価格は1,100万円からになっています。
<公式ウェブサイト:モデルX>
▲ D2 EV(出典:chinaautoweb)
中国のZhidou社が販売する100%電気自動車です。電気自動車の普及が急激に進む中国の中で、最も売れる電気自動車の1つとなっています。残念ながら、2017年9月現在、日本では購入できません。
また、1位〜10位までの販売台数を合計すると、195,123台のEV/PHEV自動車が世界で販売されました。去年の同時期(2016年1月〜6月)の販売台数と比べるとみると、144,790台から約35%も新車の販売台数が伸びていることがわかります。これは、2017年2月から販売開始されたトヨタの新型プリウス PHV、2016年9月から販売開始されたテスラのモデルXをはじめとする各メーカーから発売される新しいEV/PHEVにより販売台数が底上げされたと考えられます。
これらに加え、今年10月からは新型「日産リーフ」が発売されるため、今後、世界的にEV/PHEVの販売台数が増加され、普及する事が期待されます。
以上、今人気のEV/PHEVを紹介しました。世界的に自動車の電動化の流れもあり、技術の進化に伴い、車種の幅も広がってきました。これまで、自動車の買い替え時にEV・PHEVを候補に考えられなかった皆様にとっても、選びやすい時代になってきたと言えるかもしれまえんね。
●参考ウェブサイト:
2017/9/19 10:34
電池容量が8.8kWhという電池への依存度が一番低い、トヨタの新型プリウスPHVが1位に、ちょっとビックリだけど、日本のメーカーというだけで、これもちょっと嬉しい。
新型プリウスPHVには、小さいですけど美しい「ソーラー発電」を車載できます。駆動用に使える電力をプラグインするだけでなく、EV本体で賄える(太陽からのプラグインとは言えるけど)発電・蓄電して走れるという先進性を、もっとアピールしてもいいのに。それに新型プリウスPHVは給電機能も充実しています。他社のEVは、三菱以外は給電にあまり力を入れてないような気がします。
いずれにしても、BEVのバッテリー容量を大きくして航続距離を長くするという新発売の大型EVは、重いバッテリーを積んだ車体を力技で動かして反って移動効率が悪くなっているように思います。EVだから効率良く走れる「5ナンバーサイズ」の、バランスがよい日本の軽四のようなEVを創ってほしい(三菱にはあるけど)。新型プリウスPHVのように軽量の「発電器」を車載して、走行時のトータルの効率をもっと上げて欲しい。5年走れば必ず劣化する消耗品の蓄電池に余り頼らないEVを設計して欲しい。
電力をプラグインするしかできないBEVは、その電力が「何処で何から」作られたかには全く無責任だから、いくらEVと言っても、発電インフラを含むトータルの効率は語れない。だからEV自身が発電する仕組みを車載して、発電→走行 or 蓄電→時々給電→発電→走行 or 蓄電→時々充電…サイクルで、環境負荷が少ない、ソーラーカー(給電機能付)みたいな、日本的なEVを創って欲しいなあ。
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