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2018年3月12日
家庭用太陽光パネルから生まれた電力の買取が2019年より徐々に終わり始めます。それに伴い、バッテリーなどの製品が各社から相次いで発売されていますが、Vehicle to Home(ヴィークル・トゥー・ホーム:V2H)やVehicle to Business(ヴィークル・トゥー・ビジネス:V2B)も有用と考えられます。
そこで本日のコラムでは、2018年現在発売されているV2H/V2Bの製品についてまとめてみたいと思います。
●GoGoEV関連コラム
-【EV・充電】EV・PV・商用電力を調節して最適利用が可能なパワーコンディショナを世界で初めて販売(三菱電機)(掲載日:2014年7月14日)
-【EV充電】EVパワー・ステーションが三菱製EVに対応(ニチコン)(掲載日:2014年7月30日)
-【EV】アウトランダーPHEVがEVパワー・ステーション対応に(ニチコン)(掲載日:2015年1月14日)
はじめにご紹介するのは、ニチコンのEVパワーステーション。日産LEAF向けには「LEAF to Home」の名前で知られていますが、三菱のi-MievおよびMinicab Mievシリーズ、アウトランダーPHEVにも対応しています。2012年に発売開始後、家庭用燃料電池エネファームと併用運転する機能などもついた機種などラインナップも増加し、まさにV2Hの草分け的な機種です。
▲ニチコン EVパワーステーション(出典:ニチコンWEBサイト)
先月、ニチコンが新たに発売したV2Hシステムは、新たに家庭に4kWhの蓄電池を搭載、EVへの充電と家庭用蓄電池のバランスをとりながら、最も無駄なく充電ができる仕組みとなっています。
また、V2Hのスタンドも、EVパワーステーションに比べて薄型となり、設置できる場所が広がりそうです。ただ、システム全てを導入した場合、およそ300万円程度になる点は、なかなか手が出にくいのも事実。今後の価格低下を期待したいと思います。
▲ニチコン トライブリッド蓄電システム(出典:ニチコンWEBサイト)
三菱電機が2014年より販売をしているV2Hは、余剰買取やエネファームとのダブル発電などに対応するモデルがあり、電気自動車、太陽光発電、電力会社からの電力をうまく使い分ける仕組みとなっているのが特徴です。瞬停や停電時の対応も可能なシステムとなっていることも特徴です。
▲三菱電機 SMART V2H(出典:三菱電機WEBサイト)
椿本チエインはニチコンや三菱電機と同様の時期よりV2Bシステムの販売を開始しています。他社と異なり、公共施設やビルディング、工場などにおいて、EVと電力のやり取りを行うことをターゲットとしています。そのため、EVからの給電容量は最大5kWと、比較的大きいことが特徴です。
▲椿本チエイン つばきeLink(出典:椿本チエインWEBサイト)
以上、2018年現在、日本で販売されているV2H/V2Bシステムをご紹介しました。以上の他に、CHAdeMOを介した双方向での電力のやり取りを行わず、自動車に設置されているコンセントを使う安価なV2Hシステムも提案されていますが、それぞれの用途や目的に合わせた導入が重要かも知れませんね。
●参考ウェブサイト:
2018/3/27 19:55
V2H導入のネックはバッテリーと騒音ですね。もっともアイミーブMの場合は電池性能がいいから問題ないとしても容量少ないしV2Hから出てくる高調波騒音も住宅密集地では気になるところ。
ただ配電線停電時でもソーラー発電を無駄なく利用できる点では注目しています…場合によっては電力会社から電線を切り離して完全オフグリッドにするのも夢ではないかと。
中古のリーフ、特に初期型24kWhならば安いし、もしクルマとして使い物にならなくとも自宅の蓄電池として使えるならスペースがある限りアリだと思います。
防災・減災などの意味からも将来のライフライン確保に備えるのは悪くないと思います。
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