2023年8月10日
株式会社プラゴ(本社:東京都品川区東五反田 以下、プラゴ)は8月8日、多種多様な企業に対して、EV充電に関するサービスや技術を提供し、各企業の顧客に最適化したEV充電ビジネスを推進するクラウドソリューション「PLUGO OPEN CHARGE LAB」を開始したことを発表しました。
PLUGO OPEN CHARGE LABでは、パートナー企業の保有する充電器やソフトウエア等とクラウド上で連携し、パブリックエリアにおける充電サービスの立ち上げ、事業所での電力需給に応じたEVの充電運用、さらには新たな顧客接点の創出などを支援します。
プラゴは従来行ってきたEV充電ステーションの拡充に加え、PLUGO OPEN CHARGE LABを展開することで、EV充電に関わる広範な事業やサービスの発展に寄与するとともに、生活者一人ひとりにパーソナライズされた充電環境の実現を目指します。
マイカーや社用車等をガソリン車からEVに移行すると、ガソリンスタンドに出向いて数分間で済ませる“給油”から、駐車場で数十分から数時間、車と充電器をつなぐ“充電”へと大きな習慣の変化が生まれます。EVの不安として「充電できる場所が少ないこと」「充電にかかる時間が長いこと」が多く挙げられることからも、今後EVが普及する上では、充電インフラの拡充はもちろん、EV充電が日常に根差した習慣となるような周辺サービスの拡充が重要だといえます。
そこでプラゴは、様々な顧客を持つ企業と共創し生活者にとってのEV充電の接点を広げることで、ビジネス発展と充電環境の整備の両立を図り、PLUGO OPEN CHARGE LABを開始しました。
EV充電器メーカーなどに対して、充電器に二次元コードを貼るだけで利用認証および課金ができる仕組みを提供し、充電サービスをスマートに立ち上げる支援をします。
充電サービスの多くは自動車メーカーや充電サービス事業者が発行するカードやアプリの登録が必要なところ、EVユーザーは会員登録やアプリダウンロードなどせずに即時利用できるようになります。
パブリックエリアや事業所等でEV充電器を運用する企業に対し、充電器と充電器を管理・運用するシステム間で通信するためのOCPPサーバーへの接続APIを提供します。
自社でサーバーを構築する工数をかけずに、EV充電器に出力制御や利用者への課金機能、さらには高付加価値な機能が付与でき、柔軟かつ利便性の高い運用を図ることができます。
地図・地点情報を提供するナビやマップアプリなどのポータルサービスに対して、PLUGO OPEN CHARGE LAB上で保有するEV充電ステーションの情報を提供します。
設置されている充電器の普通/急速の種別や台数、利用方法、さらにはいま利用できるかの満空情報など、EVユーザーの生活や移動に欠かせない充電の情報を自社サービスで配信できるようになります。
アプリの開設や運営をする企業に、プラゴの提供するアプリ「Myプラゴ」の持つ、マップ検索や満空確認、予約、簡易決済などといった各種機能の全てもしくは必要な機能を提供、実装します。
例えば小売店で運営するアプリから充電器の事前予約ができるなど、自社アプリとしてのブランドを保ちながら、EV充電をきっかけにした顧客接点の創出や顧客満足度の向上を支援します。
事業所や住居で充電器を運用する企業などに対し、エネルギーマネジメントシステムと連携した、最大6kW出力の普通充電器「PLUGO BOX」を導入します。
これにより電力の使用状況に応じて充電に用いる出力を1A単位で遠隔制御し、電力需要のひっ迫する時間帯を避けるとともに、効率的なEV充電を図ります。
ソリューションはEVユーザーやパートナー企業のニーズに応じて、さらに開発、提供していきます。
パートナー企業の開発工数を最低限に抑えるとともに随時機能の拡充を図るため、デバイスフリーで通信規格OCPP※1.6対応のEV充電器や、スマートフォンアプリ、エネルギーマネジメントシステムをはじめとする各種ソフトウエアと連携します。今後は、OCPP2.0の充電器にも対応していくほか、充電器と車体のインタフェースとなる充電口の規格についても、現在対応しているCHAdeMO規格に加え、北米テスラが標準化を進めるNACS規格などにも対応するよう開発を進めています。
PLUGO OPEN CHARGE LAB専用サイト:https://information.plugo.co.jp/pocl
コメントをするにはログインまたはユーザー登録が必要です