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2013年6月21日

【EV充電インフラ】テスラモータース「モデルS」の電池交換デモンストレーション

2013年6月20日(米国太平洋標準時)、米国電気自動車ベンチャーのテスラモータースは同社主力車種である「モデルS」を使った電池交換デモンストレーションを、ロサンゼルスで行いました。


Youtubeにその様子が掲載されていますので、ご覧下さい。およそ90秒で1台のモデルSの電池が交換されています。


テスラモータースCEOのイーロン・マスクによると、ロサンゼルスからサンフランシスコ及びワシントンからボストンの比較的交通量が多い地域に、電池交換ステーションを設置するとのことです。

交換費用は1回60ドル〜80ドル、日本円でおよそ6000円から8000円(1$=100円)と、一般的なガソリン車を満タンにする程度の費用です。


また、往路で電池を交換した後、復路で再交換することで元の電池を元の車体に戻すビジネスモデルと、新しい電池に交換し差額を消費者に請求するビジネスモデルとを検討しているようです。


電池交換ステーションはおよそ50万ドル(5000万円:1$=100円)で建設可能であるとし、テスラが今年から配備予定のスーパーチャージャーステーションに併設する予定とのことです。

・参考:EVのテスラ、急速充電「スーパーチャージャー」を全米に拡大展開


テスラCEOイーロン・マスクはロイター通信に対し、今後、テスラは電池交換ステーション設置のために5000万ドル〜1億ドルの投資を行うとコメントしておりますので、おそらく、100ヶ所以上の設置を検討しているものと思われます。


電気自動車における電池交換システムでは、Better place社が一歩先行しておりましたが、先月イスラエルの裁判所に会社清算の届け出を出し、ビジネスが行き詰まっておりました。

・参考:【EV充電】ベタープレイスが倒産した理由とは!?


テスラモータースは自社でEVを生産し、既に2万人以上の顧客を抱えている点がBetter place社と異なります。とは言え、テスラモータースにとっても大きな投資であることは間違いなく、今後の動向に注目ですね。


ちなみに、日本はこれだけCHAdeMOが普及したことを考えると、電池交換ステーションが設置されるとしても、当面先かも知れませんね。

・参考:米国の充電インフラ事情

引用元のニュース記事

Electric car maker Tesla unveils 90-second battery pack swap

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