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2014年6月23日
今月12日、米国電気自動車(EV)ベンチャーのテスラモーターズは、同社の保有するすべての特許を開放すると発表しました。また、同じ週の水曜日、11日には、BMWの幹部とテスラモーターズのCEOイーロンマスクが会談し、電気自動車の成功に対して両社が強くコミットメントし、国際レベルの電気自動車開発について、どのようにすれば更なる強みが発揮できるか議論したとのことです。
また、ロイター通信によると、テスラはBMWと、電気自動車をどのように普及させ、またテスラが独自に設置を進めている充電ネットワークを活用するか話し合われたと伝えています。
▲BMW i3とi8
▲テスラ モデルS
一方、テスラモーターズの特許開放については、日本のメディアでも大きく取り上げられましたが、CEOのイーロンマスクはブログにおいて、電気自動車は既存のマーケットの一部でしかなく、本格的な普及に至らせるには、特許で技術を守るのではなく開放すべきと判断したようで、具体的には、「オープンソース化の流れであり、テスラおよび電気自動車に関連する会社ならびに世界が、急速に進化するプラットフォームによって利益を享受できることになるだろう」と述べています。
これまで、特許を開放することにより、劇的に普及が進んだ例は枚挙に遑がありません。ですので、今回の特許開放、またBMW幹部との会談は、今後EV業界の発展に何らかの動きが起こる予兆かもしれませんね。日本国内だけではなく、海外の取り組みも引き続きウォッチして、コラムにて発信していきたいと思います。
●参考ウェブサイト
-米テスラ、特許を全面開放 EVの技術革新促す(日本経済新聞)
-BMW says met Tesla executives to discuss electric cars(ロイター通信)
-All Our Patent Are Belong To You by Elon Musk, CEO(TESLA BLOG)
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