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2014年11月17日
このコラムをお読みの皆さんも、これまで一度は、空飛ぶ車を夢みたことがあるのではないでしょうか?映画の世界だけの話かと思っている方も多いかもしれませんが、実際に車が空を飛ぶ時代が来るかもしれません。
その空飛ぶ車を開発しているのが、AeroMobil社という、スロバキアのベンチャー企業です。同社は、以前より開発を進めており、昨年、当コラムでも、空飛ぶ車の試作機「AeroMobile2.5」についてご紹介しました。しかし、これまでは不安定な飛行で十分な高度を保つことができないでいました。
しかし今回、同社が空飛ぶ自動車の改良試作機「AeroMobile3.0」をオーストリアのウィーンで開催された最先端技術展示会のthe Pioneer Festival 2014で披露したので、ご紹介いたします。
改良試作機「AeroMobile3.0」では、前モデルで実現できなかった安定飛行を実現するだけでなく、翼の改良により離陸時間を短縮を実現、サスペンションの改良により草原等の比較的起伏がある地面への着陸も可能になりました。動画を見ても、比較的安定して離着陸、飛行をしている様子が伺えます。
また、 翼の開閉が可能なので、飛行しないときには翼を閉まい、道を走ったり、駐車場に停めることもできます。飛行時の最高速度は時速200km、航続距離は700kmで、エンジンはオーストリアのエンジンメーカーであるBRPロータックス(BRP-Rotax GmbH & Co. KG )の航空機用エンジンRotax912を搭載しています。
なお、気になる燃費は飛行時で1時間あたり15リットル、自動車としての走行時は100kmを8リットルの消費量となります。
公道を実際に走行し飛行するには、法の整備や離陸に必要な滑走路の整備、運転ライセンスの取得など、課題がたくさんあります。しかし、このような夢のある車の話を聞くとウキウキし、一度乗ってみたいと思いますね!
●参考
(コラム執筆:Toyasu)
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