GoGoEVからのお知らせや、アンケートの結果、充電スタンド関連企業のプレスリリースを掲載しています。
2015年5月1日
今週火曜日のコラムでは、「待ち行列」理論を用い、海老名SAを例として、立ち寄った充電スタンドに先客がいる確率を計算し、平均してどのくらいの時間待つ必要があるかを調べてみました。その結果、以下の2点の示唆が得られました。
・充電しようと海老名SAに寄ると、32%の確率で既に誰かが使用中である
・平均すると7分待たなければならず、自分の充電時間を含めると22分となる
●GoGoEVコラム(2015/04/28付)
コラムを公開したところ、皆様より多くの反響を頂きましたが、中でも多かったのが、計算条件において「充電時間を15分とする」とした設定に関するコメントでした。
実際の充電スタンドでは、マナーを守らずに、規定以上の時間停車している車があり、それを無視することはできないといったものでした。
そこで本来は、充電器台数を2台、3台と増やした場合の待ち時間を計算した結果をコラムで執筆する予定でしたが、急遽、充電器を規定時間以上に使うことによる混雑率への影響を考えてみることにしました。
今回も計算条件を単純化するため、前回と同様のシナリオで海老名SAをモデルとして計算します。また、ユーザーの影響(充電放置)で平均の充電時間が長くなっていくと設定しました。結果は以下のようになりました。
充電スタンドの平均利用時間が15分の場合、待ち時間は平均7分になりますが、充電スタンドの平均利用時間(占有時間)が25分になると、待ち時間はおよそ30分になります。また、平均利用時間(占有時間)が30分になると、待ち時間は55分と5分の利用時間増が待ち時間を大きく増加させることがわかります。
これを図に示します。
横軸を1台あたりの充電器の平均利用時間(=充電器占有時間)で、縦軸が平均待ち時間となります。一台が充電器を利用する平均時間が増えていくに従い、指数関数的に「充電待ち」の時間が急増することがはっきり分かると思います。
実際のところ、充電待ちの列が長くなってきたら充電している側も「早く交代しなきゃ」という気持ちがでてくるので、この数値通りにはならないと思いますが、それにしても、一人あたりの占有時間が長ければ長いほど、待ち時間に影響を与えることがわかって頂けると思います。
一人ひとりがマナーを守って、出来るだけ早く充電器を利用することはとても大事と言えそうですね。一方、充電器設置者の方も、充電器台数の増加など、充電待ちを減らすために工夫が更に求められると思います。
次回は、充電器設置者側の努力が充電待ちをどの程度減らせるのか、台数の影響を取り上げたいと思います。
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