前回コラムよりGoGoEVユーザーの皆様クチコミ投稿数10,000件突破記念マグネットプレゼントにて実施しましたアンケートについて、その結果をまとめております。第1回目は電気自動車（EV）、プラグインハイブリッド車（PHEV）ユーザー様が、充電スタンドに訪れた際の充電待ちを行う許容時間についての結果をご報告いたしました。

●GoGoEV関連コラム：

-【GoGoEVアンケート結果・その1】 EV・PHEVユーザーの充電待ちの許容時間は？

第2回目となる本日のコラムでは充電中のEV/PHEVユーザーの行動についてまとめましたので、ご紹介させていただきます。

まずはじめに、大まかにどのような行動パターンがあるかを見てみます。回答数は470名で、次の4つの選択肢から1つを選択し回答してもらいました。

　1．用事の途中で一旦車を移動しに戻る

　2．長時間になる場合は、充電しない

　3．気になりながらも用事を済ませるまでそのまま

　4．その他

結果は以下のグラフのようになりました。

この結果からわかるのは、EV/PHEVユーザーの大多数（90%近く）は充電が終わった場合にそのまま放置するようなことをしないという行動パターンを取っているということです。いつも100%そのように出来るかは別としても、基本的にそのような考えで充電をしているということがわかったのはとても貴重な示唆が得られると思います。

内容を見ると、約6割の方は用事の途中であっても、車に戻り、車を移動させてから再度用事を済ませ、また、4分の1の方はそもそも用事が長時間になる場合には充電をしないということがわかりました。

一方で、10％の方は用事を済ませるまで、充電プラグを差したままにしておくということもわかりました。つまり、GoGoEVクチコミ欄などでご指摘頂いている状況とは、この10%の方についての話だということになります。EV/PHEVの特徴は本来、充電をしながらその間に色々な用事を済ませられるというところにあることから、その意味では少なくとも普通充電器については、将来的には何も気にせず充電プラグを差したまま用事を済ませられる方法を考えたいですね。

ただ、今の現状では充電スタンドにおいて十分な数の充電器が設置されていない場合が多く、当面はだユーザー間で協力・工夫して気持ちよく使っていかなければいけない状況が続きそうです。

では、このような充電中の行動でEV/PHEVユーザーから頂いた具体的な工夫に関して、多かった意見・コメントを紹介します。

【具体的意見】

　●ディーラーで充電する場合、鍵を預け、充電終了後に移動してもらう。

　●充電待ちのEV/PHEVユーザーがいる場合、急速充電速度が遅くなったら充電をやめる。

　●充電完了メールをチェック、またはアプリ等のタイマーを使って充電完了を把握し、終了次第車に戻る。

　●自作プレートで30分経ったら外していいと書いておく。（中には携帯電話の番号を書いておく方もいらっしゃいます。）

このように中には自分自身で「充電完了次第プラグを抜いて使用してください」と記載したプレートを使っている方もいらっしゃいました。充電中は次に待っている人がいるかもしれないと思うと気が気でなく、終了次第車に戻る方が多いのかなと感じました。

他にも、EV/PHEVユーザーの皆様には、充電中の困ったこと、気になることについてもご回答頂きましたので、その一部をご紹介します。中には充電放置に関しての思いを書いてくださったユーザー様もいらっしゃいました。コラムの文章の関係から、今回は省略させて頂きますが、皆様にも色々な武勇伝がおありになるんだなと痛感しました。

【具体的な困った事案/コメント】

　●充電スペースにガソリン車が多く停まっていることがあり、困る。

　●充電スペースの独占。充電が終わっているのに帰ってこない。（次の人へのスペースが確保されていれば、置きっぱなしでも許せるのに…）

　●充電中は車内空調が使えないので、周りに何もない充電スポットだと冬場は寒く、夏場は暑い。

　●屋根がない充電スポットだと雨の際、プラグ口が大丈夫が気になる。

　●途中で勝手に充電プラグを抜かれる。

　●充電器が故障して途中で止まっている。

　●正規の位置に停車すると、充電ケーブルの長さが足りず、自車の充電コネクタ接続口に届かない場合がある。

　●雨天時、屋根が無い場合、傘を差しながらのケーブル接続になるので大変。

このように、充電の際の困った事については、充電スペースの独占・ガソリン車の停車以外にもハード面で幾つも困っていることがあることがわかりました。とくに、雨の中での充電作業は傘を差しながら重いケーブルを差さなければならないので厄介ですよね。よくわかります。

また充電器が故障して止まったり充電が開始できてなかったなどもあるようです。これは故障したり、充電できていなかったら充電器側から何か情報を発信してほしいですよね。また、充電プラグを充電の途中に抜かれて困るという意見もありました。どのくらい充電が完了していれば外していいかや、そもそも外されるのはNG等表示できたら不快な思いをしなくて済むかもしれないですね。

以上、本日のコラムでは充電中の行動および、充電の際の困った事について皆様の意見をご紹介しました。充電待ちに関してはEV/PHEVユーザー間での思いやりを持つ行動が一番の解決策になっているようです。

車の充電という行為自体が世の中で新しく始まったばかりであることから、ハード面・ソフト面の両面でどんどん改善が必要でしょう。行政やメーカー、充電器オーナー様だけでなく、GoGoEVもより良い「充電文化」を作っていけるよう微力ながら貢献したいと思っています。

皆様からの貴重なご意見、ありがとうございました。