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2018年7月2日
早くも梅雨明けの宣言が行われました。これから夏本番、暑さ対策はしっかりとして過ごしたいですね。
さて、GoGoEVでは電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)の中古車価格をおよそ3ヶ月毎に調査しています。前回、前々回はそれぞれ、今年4月、1月の月はじめに調査を行いました。前回調査からまた3ヵ月が経過しましたことから、中古車価格調査を行いましたので報告いたします。
これまでの調査と同様、大手中古車検索サイトである、カーセンサー(http://www.carsensor.net/)およびGoo-net(http://www.goo-net.com/)の検索結果を用います。
ただし、カーセンサーおよびGoo-netの両方に同じ自動車が掲載されている場合もあります。従いまして、両方の合算が中古車市場の全体数とはなりませんのでご注意ください。なお、今回から型式を分けた表現とし、平均価格表示は取りやめました。
昨年10月にフルモデルチェンジされた新型「リーフ」。グレードにもよりますが、中古車市場価格は新車価格と大きく乖離せず推移しているようです。殆どが走行距離が少ないもので、おそらく、試乗車ないしは新古車の一部が中古車市場に出ているのではないかと想像されます。
・新車定価:251.7万円〜(補助金交付後、各種税抜き)
・カーセンサー(掲載数:63台):281.0万円〜399.0万円(車両本体価格のみ)
・Goo-net(掲載数:66台):281.0万円〜378.0万円(車両本体価格のみ)
旧型「リーフ」については、中古市場に多くの在庫があります。また、価格も幅広く、走行距離や電池容量、グレードによって異なります。中古リーフについては、電池交換によって新車と同様の性能に戻ることが可能ですので、そういった使い方もおススメです。
・新車定価:223.8万円〜(補助金交付後、各種税抜き)
・カーセンサー(掲載数:548台):34.9万円〜299.1万円(車両本体価格のみ)
・Goo-net(掲載数:826台):34.0万円〜299.1万円(車両本体価格のみ)
前々回、前回の調査からさらに在庫台数が減少し、バンタイプ、ワゴンタイプもいずれもゼロ台となりました。e-NV200は12月より40kWhモデルが出る予定ですが、それに向けて在庫が一巡しているということなのでしょうか。いずれにしても、中古車市場に車が無いことは流動性が少ないのではないかと思い、少し心配になります。
●バンタイプ・新車:286.0万円~(補助金交付後、各種税抜き)
●ワゴンタイプ・新車:394.2万円~(補助金交付後、各種税抜き)
新型プリウスPHVの台数は前回調査時点より30~50台ほど増加し、価格も随分と下がってきている印象を受けました。とりわけ、新車価格が補助金を考慮しても280万円台からに対し、走行距離1万km以下の中古車では210万円台から購入することができます。電気自動車へ変えたいけど若干の躊躇がある方には、プリウスPHV中古車は価格面からもおススメと言えるかもしれません。
・新車定価:282.0万円〜(補助金交付後、各種税抜き)
・カーセンサー(掲載数:402台):218.0万円〜449.8万円(車両本体価格のみ)
・Goo-net(掲載数:408台):218.0万円〜498.0万円(車両本体価格のみ)
(出典:トヨタ自動車ウェブサイト)
新型プリウスPHV登場の影響で、旧型プリウスPHVの在庫数は100~150台となっており、また動きもあまり無いように思われます。少し型式が落ちたプリウス中古車の購入を考えている方には、わずかな追加費用でプラグイン化できますので、アリかもしれません。
・新車定価:なし
・カーセンサー(掲載数:126台):69.8万円〜339.0万円(車両本体価格のみ)
・Goo-net(掲載数:142台):69.8万円〜339.0万円(車両本体価格のみ)
アウトランダーPHEVはマイナーチェンジを一度行っていますが、自動車自体の型式が同じのため、ここでは統一して整理したいと思います。平均価格を参考までに掲載しておきますと、カーセンサーでは305.9万円、Goo-NETでは235.6万円となり、いずれも3ヵ月前とほとんど価格に変動が出ていません。特に注目なのは、在庫台数が3ヵ月前に比べ100台以上増加しているにも関わらず、相変わらず値崩れが発生していないのが特徴です。SUVタイプPHEVの次期モデルも是非、期待したいと思います!
・新車:313.0万円〜(補助金交付後、各種税抜き)
・カーセンサー(掲載数:478台):143.5万円~478.9万円(車両本体価格のみ)
・Goo-net(掲載数:449台):143.5万円~420.0万円(車両本体価格のみ)
アイ・ミーブの中古車在庫台数は3ヶ月前に比べて大幅減となりました。平均価格や中心価格帯は変わっていないのですが、比較的グレードの高い品物が市場から少なくなっているように思えます。参考までに、カーセンサーでの平均価格は68.0万円、Goo-NETの平均価格は87.3万円となりました。
・新車定価:197.4万円〜(補助金交付後、各種税抜き)
・カーセンサー(掲載数:90台):33.6万円〜109.8万円(車両本体価格のみ)、平均69.8万円(5.8万円下落)
・Goo-net(掲載数:77台):33.6万円〜158.0万円(車両本体価格のみ)、平均84.7万円(3.0万円上昇)
ミニキャブ・ミーブ(バンタイプ)の中古車市場については、一見ほとんど動きが無いように見えます。中心価格帯も前回とあまり変わらず50万円~80万前後となっています。ただ、上限価格が下がっており、在庫も微減となっていることから、ある程度の動きはあるようです。
・新車:153.8万円〜(補助金交付後、各種税抜き)
・カーセンサー(掲載数:46台):37.8万円~173.0万円(車両本体価格のみ)
・Goo-net(掲載数:46台):37.8万円〜129.0万円(車両本体価格のみ)
ミニキャブ・ミーブトラックの中古車はいよいよ残りわずかとなりました。新車の製造も終了していますので、購入を検討されていらっしゃった方、おそらく最後のチャンスですよー!
・新車:なし
・カーセンサー(掲載数:2台):69.8万円~88.7万円(車両本体価格のみ)
・Goo-net(掲載数:1台):69.8万円(車両本体価格のみ)
BMW i3の中古車市場での在庫台数は、この3ヵ月でさらに減少し、いよいよ残りわずかというところになってきました。参考までに平均価格はカーセンサーで259.9万円、GOO-Netで228.6万円と、前回調査より下がっていますが概ね中心価格帯が大きく変わっていないところを見ると、BMW車としてのお得感と、EVとして安定感のある車種であること、また、レンジエクステンダー車の人気などが相まって、着実に在庫が減っているのではないかと思われます。
・新車:432.3万円〜(補助金交付後、各種税抜き)
・カーセンサー(掲載数:23台):218.8万円~350.0万円(車両本体価格のみ)、平均304.0万円(33.5万円下落)
・Goo-net(掲載数:13台):218.8万円~350.0万円(車両本体価格のみ)、平均230.9万円(7.2万円下落)
BMW・i8はi3と異なり、前回調査時とほとんど変化がありません。やはり1000万円を超えるのでなかなか購入する方が現れないのかもしれません。
・新車:1863.3万円〜(補助金交付後、各種税抜き)
・カーセンサー(掲載数:17台):1148.0万円~2019.0万円(車両本体価格のみ)
・Goo-net(掲載数:16台):1148.0万円~2019.0万円(車両本体価格のみ)、平均-万円
スマート・フォーツーエレクトリックドライブは前回から価格および在庫台数に変動がありませんでした。
・新車:なし
・カーセンサー(掲載数:5台):96.0万円~163.0万円(車両本体価格のみ)
・Goo-net(掲載数:5台):95.0万円~190.0万円(車両本体価格のみ)
テスラ社の主力モデルSの日本での中古市場は、この3ヵ月、ますます活況になっています。前回より10台以上在庫が増加し、価格幅、車種の幅も広くなってきました。中古では500万円台から購入でき、また、高パフォーマンスのP100Dも在庫で購入できます。多少高くても航続距離を一切気にせず電気自動車を使いたいという方には、ピッタリの車かもしれません。
・新車:760.0万円~(補助金交付後、各種税抜き)
・カーセンサー(掲載数:19台):558.0万円~1458.0万円(車両本体価格のみ)、平均930.0万円(132.0万円上昇)
・Goo-net(掲載数:16台):558.0万円~1678.0万円(車両本体価格のみ)
前回調査時点で在庫台数ゼロとなったモデルXですが、今回の調査ではカーセンサーに1台の在庫掲載が行われていました。7人乗りタイプで1000万円超えですが、まだまだ日本で乗っている人も少ないモデルXは目立つこと間違いなしでしょう。
・新車:923.9万円~(補助金交付後、各種税抜き)
・カーセンサー(掲載数:1台):1080.0万円(車両本体価格のみ)
前回調査で、最後の1台となっていたロードスターの中古車在庫が、いよいよゼロになりました。この調査を開始して以来、ずっと在庫があったので寂しく感じます。将来、テスラの歴史を示す自動車として、博物館などで展示されるかもしれませんね。
・新車:なし
前回の調査より追加したフォルクスワーゲンのプラグインハイブリッドモデル「Golf GTE」です。前回の調査時点より在庫台数に大して30%減となり、思った以上に動いているようです。また、中心価格帯は前回調査より270~290万円前後と、若干下がっているようです。ほとんど走行していない新古車のような車も多く、VW好きにはおススメだと思います!
・新車:414.2万円〜(補助金交付後、各種税抜き)
・カーセンサー(掲載数:34台):229.9万円~338.0万円(車両本体価格のみ)
・Goo-net(掲載数:33台):229.9万円〜338.0万円(車両本体価格のみ)
以上、2018年度2回目の調査を行いました。幾つかの自動車について在庫がゼロないしは少なくなってきたことが印象的でした。その一方で、新型プリウスPHVのように、ある程度在庫台数に厚みのある車種もあり、自動車の購入を検討する立場の人にとっては、有難い状況も生まれていると思います。今後も、EV/PHEVの中古車市場をウォッチしていきたいと思います。
●参考ウェブサイト:
-H29年度電気自動車・プラグインハイブリッド車の補助金額(次世代自動車振興センター)
○GoGoEV関連コラム:
-【EV中古車】中古EVの価格調査(2018年4月8日調査)
-【EV中古車】中古EVの価格調査(2018年1月8日調査)
-【EV中古車】中古EVの価格調査(2017年10月1日調査)
-【EV中古車】中古EVの価格調査(2017年7月2日調査)
-【EV中古車】中古EVの価格調査(2017年4月2日調査)
-【EV中古車】中古EVの価格調査(2017年1月5日調査)
-【EV中古車】中古EVの価格調査(2016年10月2日調査)
-【EV中古車】中古EVの価格調査(2016年6月30日調査)
-【EV中古車】中古EVの価格調査(2016年4月8日調査)
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